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ternのクロスバイク4車種の違い|用途と装備で比較

ternのクロスバイクの違いを知るには、CREST・Clutch・GRIT・RIPを同じ基準で比べる必要があります。4車種はいずれも非電動で折りたたみ機構を持たない一方、車輪径、タイヤの太さ、ブレーキ、乗車姿勢が大きく異なります。

とくにCRESTはtern公式でミニベロに分類される20インチ車です。ブランド名や外観だけで決めず、舗装路を軽快に走りたいのか、荒れた路面にも対応したいのか、保管時の全長を抑えたいのかを先に決めましょう。

走る道からternの4車種を絞る

街乗り、通勤、荒れた舗装路など、よく使う経路に合う車輪とタイヤを比べてください。

CREST・Clutch・GRIT・RIPの違いを一覧で比較

4車種の性格が最も表れるのは、車輪とタイヤ、フレーム素材、ブレーキです。次の表は、2026年10月5日にtern日本公式サイトで確認した仕様を中心に整理しています。

車種 車輪・タイヤ 変速 ブレーキ 重量
CREST 451・20×1-3/8 外装8段 Vブレーキ 10.0kg
Clutch 26×1.25/700×32C 外装8段 Vブレーキ 10.3kg
GRIT 26×1.95・ブロックタイヤ 外装9段 油圧ディスク 12.3kg
RIP 650×25C/700×25C 外装8段 キャリパー 10.3kg

ClutchとRIPはフレームサイズによって車輪径が変わります。「同じ車種なら全サイズのタイヤも同じ」と考えず、候補サイズの仕様まで確認してください。GRITは4車種で唯一の油圧ディスクブレーキとクロモリフレームを採用します。

CRESTは20インチの街乗りミニベロ

CRESTは20インチの451規格を採用したミニベロです。重量は10.0kgで、アルミ製セミエアロフレーム、52Tの前ギアと11-32Tの後ろ8段を組み合わせています。

全長を抑えやすいため、駐輪場所が狭い人や、信号の多い市街地で扱いやすさを重視する人に向きます。ただし折りたたみ車ではありません。小さな車輪は大きな段差や溝の影響を受けやすいため、手前で速度を落として通過しましょう。

Clutchは身長に合わせて4サイズから選べる

Clutchは420・480・510・540の4サイズを用意し、公式の適応身長は順に145~155cm、155~165cm、165~175cm、175~180cmです。420から510までは26×1.25、540のみ700×32Cを使用します。

44Tと11-28Tの外装8段、Vブレーキ、10.3kgという構成で、舗装路の買い物や通勤に使いやすい車種です。4車種の中ではフレームサイズの選択肢が最も多く、小柄な人も候補を探しやすい一方、身長だけで決めず、またぎやすさとハンドルまでの距離を試してください。

GRITは太いタイヤと油圧ディスクが特徴

GRITは26×1.95のKenda Small Block Eightを装着し、舗装の荒れや砂利が混じる道で安定性を重視したモデルです。幅680mmの低いBMXタイプのハンドル、クロモリフレーム、油圧ディスクブレーキを備えます。

重量は12.3kgで、他の3車種より2kg前後重くなります。その代わり、太いタイヤの安心感と雨天でも制動力を調整しやすいブレーキが利点です。本格的な山道を走るマウンテンバイクと同一視せず、通る未舗装路の距離や凹凸を販売店へ伝えて適性を確認しましょう。

RIPは細いタイヤで舗装路の速さを重視

RIPは460・500サイズに650×25C、540サイズに700×25Cを使う細身タイヤのモデルです。エアロ形状のアルミフレームとフォーク、内装されたケーブル、低めの前傾姿勢により、街中でのスポーティな走りを狙っています。

重量は10.3kg、変速は44Tと11-28Tの外装8段、ブレーキはキャリパー式です。舗装路で速度を保ちたい人には候補になりますが、太いタイヤのGRITほど路面の凹凸を吸収しません。段差の多い経路では、見た目より路面との相性を優先してください。

タイヤ幅は走る道に合わせて選ぶ

よく走る道・使い方 候補 選ぶ理由
信号が多い市街地、狭い駐輪場所 CREST 20インチで車体を取り回しやすい
舗装路の買い物、通勤、通学 Clutch サイズが多く、日常用途に合わせやすい
荒れた舗装路、短い砂利区間 GRIT 1.95幅タイヤと油圧ディスクを備える
平坦な舗装路を軽快に走る RIP 25Cタイヤと前傾姿勢を採用する

細いタイヤほど常に優れているわけではありません。空気圧が高めの細いタイヤは舗装路で軽快ですが、溝や段差では慎重な操作が必要です。太いタイヤは接地感を得やすい反面、重量や転がり方が変わります。試乗は店舗の周囲だけでなく、普段の道に近い舗装状態で行うのが理想です。

ブレーキの種類によって効き方と整備方法が異なる

CRESTとClutchはVブレーキ、RIPはキャリパーブレーキ、GRITは油圧ディスクブレーキです。Vブレーキとキャリパー式はリムを挟んで止めるため、リム面の汚れやブレーキシューの摩耗を確認します。

油圧ディスクは手の力を伝えやすい一方、オイル漏れ、ローターの変形、パッドの摩耗には専門的な点検が必要です。方式の優劣だけで選ばず、雨の日に乗る頻度と、近くの店舗で整備を頼めるかを合わせて考えてください。

身長だけでなくフレームサイズと車輪径を確認する

CRESTは460が155~165cm、500が165~175cmです。GRITも460と500の2サイズで、公式の目安はそれぞれ155~165cm、165~175cmです。RIPは460が150~160cm、500が160~170cm、540が170~180cmとされています。

適応身長は候補を絞る目安です。同じ身長でも腕や脚の長さ、前傾姿勢への慣れで乗りやすさは変わります。サドルを下げた状態の足つき、上体の傾き、ブレーキレバーに指が届くか、曲がるときにつま先と前輪が近づきすぎないかを確認しましょう。

CYCLE i掲載価格は年式と一緒に見る

2026年10月5日にCYCLE iのternカテゴリーで確認した掲載価格は、2024年モデルのCRESTが60,000円、Clutchが62,000円、GRITが89,000円、RIPが87,000円です。いずれも税込表示ですが、送料や防犯登録、追加装備は別に確認してください。

現行公式ページではCRESTが69,960円、Clutchが68,200円、GRITとRIPが各97,900円と表示されています。CRESTやRIPはCYCLE i掲載の希望小売価格とも差があるため、単純な値引き率では比べられません。注文する車体の年式、カラー、部品構成を販売ページと店舗で確かめてください。

4車種は折りたたみ自転車でも電動自転車でもない

ternは折りたたみ自転車や電動アシスト自転車も展開していますが、この記事で比較した4車種は固定フレームの非電動車です。CRESTが小径だからといって、フレームを畳んで車に積めるわけではありません。

玄関保管や輪行で折りたたみ機構が必要なら、tern Linkシリーズの違いやtern Vergeシリーズの違いを確認してください。坂道や長距離で電動アシストが必要なら、電動アシスト自転車も候補に加えて比較してください。

注文前に実車で確かめたい5項目

  1. 走る道に合うタイヤ幅と溝の形か
  2. 自分の身長に対応するフレームサイズか
  3. 発進、直進、停止、曲がる動作に無理がないか
  4. 階段や駐輪ラックで車体を扱える重量か
  5. 年式、価格、変速、ブレーキが注文内容と一致するか

通勤用なら、鞄を背負った状態や必要なライト・鍵を付けた状態も想定します。泥除け、スタンド、キャリアなどを追加する場合は、車種と年式への適合、取り付け後の重量、タイヤやブレーキとの干渉を販売店へ確認してください。

よくある質問

ternの4車種で通勤に選びやすいのはどれですか?

一般的な舗装路ならサイズ展開の多いClutchが候補です。狭い駐輪場所ではCREST、荒れた路面が多ければGRIT、平坦路で軽快さを重視するならRIPも比べてください。距離だけでなく路面と乗車姿勢で決めます。

CRESTはクロスバイクですか?

CYCLE iの商品名ではクロスバイクと表記されていますが、tern日本公式サイトではミニベロとして掲載されています。20インチ451規格の固定フレーム車であり、一般的な26インチや700Cのクロスバイク、折りたたみ自転車とは区別して選びましょう。

まとめ

ternの4車種は、CRESTが20インチの街乗りミニベロ、Clutchが豊富なサイズを持つ日常向け、GRITが太いタイヤと油圧ディスクを備えた荒れた路面向け、RIPが細いタイヤで舗装路の軽快さを重視したモデルです。

デザインだけでなく、タイヤ幅やブレーキが普段走る道に合うか、車体の重さやフレームサイズが自分に合うかも確認してください。掲載車と現行公式車では年式や価格が異なるため、最後に注文対象の仕様を確認することも重要です。

参考資料