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tern Vergeシリーズの違い|X11・P10・D9・N8を比較

tern Vergeシリーズの違いは、変速段数や価格だけではありません。X11・P10・D9は20インチの451ホイールと油圧ディスクブレーキを採用し、N8は406ホイールとVブレーキを組み合わせています。走りを優先する3車種と、日常利用へ寄せたN8では用品の規格も異なります。

4車種とも非電動の折りたたみ自転車です。この記事では2026年10月5日に確認した公式仕様を基準に、X11・P10・D9・N8を同じ比較軸で整理します。

Vergeは段数より先にホイール規格を選ぶ

速さを重視する451か、街乗りと用品選択を考えやすい406かを決めると候補を絞れます。

Verge 4車種の違いを比較

車種 変速・重量 車輪・ブレーキ 公式税込価格
X11 1×11・10.2kg 451・油圧ディスク 376,200円
P10 1×10・11.7kg 451・油圧ディスク 204,600円
D9 1×9・12.8kg 451・油圧ディスク 148,500円
N8 1×8・11.0kg 406・Vブレーキ 121,000円

X11は軽量な上位構成、P10は451と10段のバランス、D9は451とディスクブレーキを備えた中では価格を抑えた構成、N8は406と8段で街乗りを重視したモデルです。価格が高いほど誰にでも適するわけではなく、走る道、運ぶ回数、整備先で判断します。

同じ20インチでも451と406に分かれる

X11・P10・D9のタイヤはETRTO 451、N8は406です。「20インチ」という呼び方が同じでもリム径が違い、タイヤやチューブ、フェンダー、ホイールをそのまま共用できません。

451は外径を大きくしてスポーティな走行へ寄せやすく、406は折りたたみ車で広く使われる規格です。ただし乗り心地はタイヤ幅、空気圧、フレーム、姿勢にも左右されます。規格だけで優劣を決めず試乗してください。

X11は軽さと広いギア範囲を求める人向け

X11は10.2kg、SRAMの1×11段、10-42Tカセット、カーボンクランクを採用します。4車種で最も軽く、急な上りから速度の乗る区間まで一枚のフロントギアで対応しやすい構成です。

高価な専用部品を含むため、購入後の消耗品価格や整備先も確認します。輪行時は軽量な車体でも、変速機、ディスクローター、フレーム接合部をぶつけない保護が必要です。

P10は451・10段・11.7kgのバランス型

P10は1×10段、11-40Tカセット、11.7kgです。X11と同じ38×80×74cmの折りたたみ寸法と451ホイールを持ちながら、X11より価格を抑えています。

油圧ディスクブレーキとSchwalbe Oneタイヤを備えています。X11の軽さや11段変速に追加費用をかける価値があるかは、持ち運びの負担や普段走る道に合わせて判断しましょう。

D9は451ホイール・油圧ディスク・外装9段を備える

D9は1×9段、12.8kg、44×80×74cmです。451ホイールと油圧ディスクブレーキを備え、P10より段数や部品構成を抑えたモデルとして位置づけられます。

古いカタログには12.2kgとする年式がありますが、現行の公式商品情報は12.8kgです。中古車や旧年式を比べる場合は、車名だけでなく年式、重量、変速機、タイヤ、ブレーキを現車で確認してください。

N8は406・8段・Vブレーキの街乗り型

N8は1×8段、11kg、38×79×72cmです。日本人の体格に合わせた日本限定モデルとして案内され、Schwalbe Kojakの406・20×1.35タイヤとVブレーキを採用しています。

重量はD9より軽い一方、制動方式とホイール規格が違います。価格を抑えつつ日常利用や中短距離のサイクリングを楽しみたい人に向きますが、451の走行感や油圧ディスクを求めるなら他3車種も試してください。

Vergeの重量差は輪行袋や鍵を加えて運ぶ時間で比べる

車種 重量 X11との差 運搬時の見方
X11 10.2kg 基準 階段や輪行を重視
N8 11.0kg +0.8kg 日常用途との両立
P10 11.7kg +1.5kg 走行性能とのバランス
D9 12.8kg +2.6kg 車載・室内保管中心

短時間の持ち上げでは小さく感じる差も、駅の階段や長い通路では負担になります。輪行袋、ライト、鍵、工具を加えた状態で、折りたたみから持ち上げ、移動、展開まで試しましょう。

油圧ディスクとVブレーキで整備条件が違う

X11・P10・D9は油圧ディスクブレーキ、N8はVブレーキです。油圧ディスクは天候の変化でも制動を得やすい一方、ローターの曲がりや油圧系統の整備には対応工具と知識が必要です。

Vブレーキはシューの摩耗を目視しやすい構造ですが、リム面の汚れや雨天で制動感が変わります。どちらも乗車前にレバーの引き、異音、片効きを確認し、不具合時は使用を控えて整備を依頼してください。

段数よりギア範囲と使う坂を見る

X11は11段、P10は10段、D9は9段、N8は8段ですが、段数だけで坂道でのペダルの軽さは決まりません。前後ギアの歯数による範囲と、一段ごとの間隔が走り方に影響します。

平坦な街中なら8段でも使い切れないことがあり、長い坂や速度変化の多い経路では広い範囲が役立ちます。普段の最大勾配、荷物、脚力を伝え、販売店で適したギア構成を相談しましょう。

折りたたみ寸法はD9だけ奥行きが増える

X11とP10は38×80×74cm、N8は38×79×72cm、D9は44×80×74cmです。D9は最初の寸法が他車より6cm大きいため、収納棚や自動車の荷室に収まるかを確かめる際は、この6cmの差にも注意してください。

公表寸法とぴったりの空間では、手を入れて持ち上げる余裕がありません。袋や保護材を含む外形、玄関や荷室の開口、ペダルやハンドルの向きまで確認してください。

4車種の適応身長は142~190cm

公式の推奨身長は4車種とも142~190cmです。しかし同じ身長でも腕や脚の長さ、柔軟性、好む姿勢は異なります。数値内であることだけで購入を決めず、実車で足つきやハンドルまでの距離を確かめ、ペダルをこぐ際の膝の曲がり方も販売店で見てもらいましょう。

P10やD9はVROステムで位置を調整できます。調整範囲があることと、自分に適切な位置を安全に固定できることは別なので、販売店で姿勢を見てもらうと確実です。

輪行袋は車種名と収納手順で選ぶ

公式の適合表では4車種にCarry On Cover 2.0やStow Bagなどが対応します。ただし用品によって前輪を外すなどの条件があり、同じVerge用でもすべて同じ手順とは限りません。

公共交通へ持ち込む場合は、交通事業者の手回り品規則にも従います。折りたたんだだけで持ち込めるとは考えず、車体全体を収める袋、露出部、混雑時間帯を確認してください。

Vergeの価格差は軽さや変速と必要な用品の総額で比べる

2026年10月5日のCYCLE iでは、税込掲載価格がX11は342,000円、P10は186,000円、D9は135,000円、N8は110,000円でした。公式税込価格との差があるため、注文時点の表示を確認してください。

車体価格だけでなく、輪行袋、ライト、鍵、ヘルメット、必要なフェンダーやラック、定期点検まで含む総額で比べます。高いモデルを選ぶ場合は、軽量化、ギア範囲、ホイール、部品構成を実際に活用できるかを明確にしましょう。

用途別に候補を絞る

  • X11:階段や輪行で軽さを優先し、11段変速の広いギア範囲を活用したい
  • P10:451の走り、10段、重量、価格のバランスを求める
  • D9:重量より価格を優先し、451と油圧ディスクを選びたい
  • N8:街乗り中心で406、8段、Vブレーキが用途に合う

ternの折りたたみ自転車の評判と選び方では、Verge以外を含むブランド全体を解説しています。

よくある質問

Verge P10とD9はどちらを選べばよいですか?

どちらも451と油圧ディスクですが、P10は10段・11.7kg、D9は9段・12.8kgです。持ち運びと広いギア範囲を重視するならP10、価格差を抑えるならD9から試乗してください。

Verge N8のタイヤをP10へ使えますか?

N8は406、P10は451でリム径が異なるため、同じ20インチ表記でも共用できません。タイヤ側面のETRTO表示まで確認してください。

まとめ

tern VergeのX11・P10・D9は451と油圧ディスクを採用し、N8は406とVブレーキを採用します。X11は軽量な11段、P10はバランス型の10段、D9は価格を抑えた9段、N8は街乗り向けの8段という違いがあります。

段数や価格だけで決めず、ホイール規格、重量、ブレーキ、折りたたみ寸法、整備先を比べましょう。実際に走る距離と持ち運ぶ時間の両方に合うモデルが適切です。

参考資料