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tern BYBの特徴|縦に畳む構造とS11・P8の違い

tern BYBは、20インチ車輪を使いながら縦長に小さく畳むTriFold構造の非電動自転車です。一般的な20インチ折りたたみ車より設置面積を抑え、畳んだ状態で縦横に自立させ、ラックの車輪で転がせることを特徴としています。

ただし、S11は世代によって仕様が異なります。現行公式のS11は12.7kg・33×81×51cm・11段ですが、CYCLE i掲載名は2021年モデルです。P8も8段・14.3kgの別仕様なので、名称だけで年式を混ぜないことが大切です。

BYBは年式と折りたたみ後の扱いを確認

現行S11の仕様を旧年式へ当てはめず、収納場所から走行開始まで一連の操作を試しましょう。

現行S11とP8の仕様を比較

項目 現行BYB S11 BYB P8
変速 1×11段 1×8段
重量 12.7kg 14.3kg
折りたたみ寸法 33×81×51cm 35×81×52cm
タイヤ 406・20×1.50 406・20インチ
変速機 Shimano Ultegra Shimano Alivio
主な用途 軽さと走行性能も重視 都市移動の実用性を重視

P8の数値はTernの海外公式ページにあるGen 1仕様です。日本向けの掲載年式や装備が同一とは限りません。購入候補の車体は、販売ページ、車体ラベル、付属書類をそろえて確認してください。

TriFoldはフレームを三つ折りにする

BYBはフレームの2か所とハンドルポストを折るTriFold構造です。一般的な中央ヒンジ式より操作箇所が増える一方、20インチ車として奥行きを抑えた縦長の形へまとめられます。

初回は販売店の説明を受け、平らな場所で車輪やペダルが動いていないことを確認して操作します。ヒンジへ指を入れず、ケーブルやチェーンを挟まないようにし、展開後は3か所すべての固定を確認してください。

縦置きは床面積を抑えやすい

現行S11の収納寸法は幅33cm・高さ81cm・奥行51cmです。縦置きにすると、玄関、クローゼット、オフィスなどで横長の自転車より床面積を小さくしやすくなります。

寸法どおりの空間では手を差し入れる余裕がありません。扉の開閉、棚板、壁、避難経路を確認し、出し入れに必要な余白を加えて測りましょう。床の強度と汚れ対策、転倒時に周囲へ当たらない配置も必要です。

畳んだ車体をラックの車輪で転がせる

BYBはMetro Transit Rackを使い、畳んだ状態でスーツケースのように押したり引いたりできます。持ち上げ続ける時間を減らせる点が、一般的な折りたたみ車との大きな違いです。

ただし階段、段差、砂利、隙間の大きい床では持ち上げが必要です。混雑した場所では周囲の足へ当てないよう速度を落とし、転がす向き、手を離したときの安定、方向転換を安全な場所で練習してください。

S11の12.7kgとP8の14.3kgは運搬で差が出る

両車の公式重量差は1.6kgです。平らな床を転がす間は差を感じにくくても、駅の階段、自動車への積み込み、玄関の段差では持ち上げ負担に影響します。

輪行袋や鍵、ライト、工具を含めると総重量は増えます。毎日の経路で「何分転がし、何段持ち上げるか」を分けて記録し、装備を付けた状態で試してください。

S11は外装11段で目的地でも長めに走りたい人向け

現行S11はShimano Ultegraの1×11段、11-32Tカセット、54Tクランクを採用します。収納性だけでなく、目的地で長めに走ることや細かくギアを選ぶことを重視した構成です。

段数が多いほど坂を楽に登れるとは限らず、ギアの歯数や乗る人の脚力などにも左右されます。走る経路の勾配、荷物、距離を販売店へ伝え、発進時と上り坂で無理なくこげるか試乗しましょう。

P8は8段と実用装備を基準に見る

P8の公式仕様は8段変速、14.3kg、35×81×52cmです。S11より重く段数も少ない一方、都市交通と組み合わせて転がし、保管するBYBの基本機能を備えています。

P8を旧製品や中古車で検討するときは、ヒンジ、ラックの小車輪、変速機、ブレーキ、タイヤ、付属品の状態を確認します。過去の転倒や整備履歴が分からない車体は専門店で点検してもらってください。

20インチは406規格まで確認

現行S11はSchwalbe Marathon Racerの406・20×1.50です。「20インチ」だけでは451規格のタイヤと区別できないため、交換時はタイヤ側面のETRTO表示まで確認します。

小径車は段差や溝へ浅い角度で入らず、手前で十分に減速します。空気圧が下がると走行抵抗や損傷リスクが増えるため、タイヤ側面と取扱説明書に示された範囲で定期的に調整しましょう。

Vブレーキとヒンジを毎回点検

現行S11はVブレーキです。左右のレバーを握り、車輪が確実に止まり、レバーがグリップへ付き切らないことを確認します。シューの摩耗、片効き、ワイヤーのほつれがあれば整備が必要です。

BYBは複数のヒンジを持つため、ブレーキだけでなくフレーム2か所とハンドルポストの固定も乗車前に見ます。レバーが閉じない、がたつく、以前より動きが軽い場合は乗車をやめてください。

適応身長は年式ごとの公式値を見る

P8のGen 1公式値は147~195cmです。この範囲をS11にも当てはめず、購入する年式の適応身長を販売店へ確認してください。

適応身長の範囲内でも、実車で足つき、ハンドルまでの距離、ブレーキレバーへの指の届き方を確かめます。ペダルをこぐ際の膝の曲がり方も、販売店で見てもらいましょう。Androsステムや伸縮部の調整後は、限界線と固定を確認しましょう。

BYBとLink・Vergeは優先順位が違う

シリーズ 優先しやすい用途 比較の中心
BYB 狭い場所で縦置き・転がし 三つ折り、収納面積
Link 日常の街乗り 価格、姿勢、太いタイヤ
Verge スポーティな走行 451、変速、ブレーキ

BYBは軽さだけを追求するのではなく、20インチの走行性と、細長く収納して転がせる機能を重視したシリーズです。階段で担ぐ時間が長い人は、BYB以外の軽量車も比べてください。

tern Link A7とD8の比較、tern Verge 4車種の比較も用途分けに役立ちます。

CYCLE i掲載車と現行S11は年式を分ける

CYCLE iの商品名はBYB S11の2021年モデルで、表示された希望小売価格は294,800円です。一方、現行SHIFTAの商品ページは税込167,200円、12.7kg、33×81×51cmとしています。

この価格差を値下げとは断定できません。世代、部品、仕様が異なる可能性があるためです。CYCLE iのP8も公式希望小売価格189,200円の掲載車として扱い、現行S11の仕様を当てはめないでください。

注文前に年式と仕様を確認する

  1. S11かP8か、モデル名と年式を確認する
  2. 購入する車体の重量と折りたたみ寸法が掲載値どおりか販売店に聞く
  3. 変速段数、タイヤ規格、ブレーキ、付属ラックを確認する
  4. 三つ折りと展開を自分で行い、全ヒンジを固定する
  5. 縦置き場所の寸法を測り、転がして通る経路の幅や段差も確認する
  6. 階段や車載で装備を含む車体を持ち上げられるか試す

中古車や旧年式では、価格だけでなく交換部品と整備先も確認します。ヒンジや専用ラックに対応できる店舗を購入前に決めておきましょう。

よくある質問

BYBは折りたたんだまま転がせますか?

Metro Transit Rackの小車輪を使って平らな床を転がせます。段差や階段では持ち上げる必要があり、路面や荷物の状態によって扱いやすさは変わります。

現行S11と2021年モデルは同じ仕様ですか?

同じとは限りません。現行公式は12.7kg・33×81×51cmですが、CYCLE i掲載名は2021年モデルです。注文対象の年式別仕様を販売店へ確認してください。

まとめ

tern BYBは、20インチ車を三つ折りにして縦置きし、専用ラックの小車輪で転がせる折りたたみ自転車です。現行S11は12.7kg・11段・33×81×51cm、P8のGen 1公式値は14.3kg・8段・35×81×52cmです。

選ぶ際はS11とP8だけでなく、S11の世代も分けます。狭い保管場所、平らな移動経路、持ち上げる階段、ヒンジ操作のすべてが自分の使い方に合うか確認してください。

参考資料