本文へスキップ
CYCLE i暮らしに寄り添う自転車
CYCLE i / コラム
CYCLE i COLUMN

自転車事故の交通事故証明書|警察への届け出と申請方法

自転車事故のあと、保険会社などから交通事故証明書の提出を求められたら、まず事故を扱った警察署と事故の日時・場所を確認しましょう。警察に届け出ていない事故は、証明書を発行できません。また、警察への届け出を済ませても、それだけで証明書が自宅に届くわけではなく、別に申請が必要です。

発行するのは自動車安全運転センターです。郵便局などでの払込み、センター事務所の窓口、インターネットの三つの方法があります。2026年10月16日に確認した公式案内をもとに、どの方法を選ぶか、申請前に何を準備するかを説明します。

購入後の修理・点検の案内はCYCLE iのFAQへ

CYCLE iで購入した自転車の保証や点検については、よくある質問をご確認ください。有償修理は近所の自転車店を勧める案内です。交通事故証明書の発行や、保険金請求を受け付ける窓口ではありません。

交通事故証明書は事故の事実を確認する書類

自動車安全運転センターは、交通事故証明書を、警察から提供された資料に基づいて事故の事実を確認したことを証明する書面と説明しています。事故に関する申請や補償の手続きで使うもので、医療機関が発行する診断書とは別の書類です。

自転車文化センターも、自転車で事故に遭った場合や起こした場合に、警察への届け出と、その後の交通事故証明書の取得を案内しています。「自動車安全運転センター」という名前だけを見て、自転車事故では相談できないと考えないでください。個別の事故について交付できるかは、届け出の状況をもとに確認します。

提出先には、必要な通数、原本か写しでよいか、誰が取得するかを先に尋ねましょう。保険会社側で取得する予定があれば、自分でも同じ書類を申し込む必要があるかを確認できます。証明書の取得と、補償が認められるかどうかは同じ判断ではありません。

未届けの事故は、先に事故発生地の警察署に相談する

事故直後なら、証明書の準備より負傷者への対応と安全確保を優先してください。自転車文化センターは、負傷者がいる場合の救護・119番への通報、警察への届け出を案内しています。現場での行動や記録の残し方は、事故対応の記事で確認できます。

すでに帰宅していて警察に届けていない場合、申込用紙に事故内容を書くだけでは証明書は発行されません。兵庫県警のFAQは、事故が起きた場所を受け持つ警察署の交通事故係に届け出るよう説明しています。事故を証明する資料などが必要になるため、事前に電話して係員の指示を受けてください。

どの資料があるか、事故の日時と場所、相手方と連絡できるかを整理して相談します。後から届ければどんな事故でも必ず証明されると決まっているわけではありません。記憶が曖昧な情報を埋めて申請するのではなく、まず事故の取扱いを確認しましょう。

交通事故証明書の申請方法は窓口・郵便局・ネットの3通り

証明書を申請できるのは事故の加害者・被害者のほか、交付を受ける正当な利益のある人です。センターは例として損害賠償の請求権がある親族や保険金の受取人を挙げ、確認を行う場合があるとしています。代理人による申請には本人の委任状が必要です。

方法 申込みと受け取り 選ぶ前に見る条件
ゆうちょ銀行・郵便局で払込み 申込用紙に記入して払い込み、郵送で受け取る 用紙はセンター事務所、警察署・交番・駐在所などで入手
センター事務所の窓口 窓口用紙に記入して申し込む 警察の事故資料が届いていなければ後日郵送。他府県の事故も後日郵送
インターネット 公式申請ページで申込み、支払い後に郵送で受け取る 事故当事者本人で、事故時に警察へ届け出た住所に現在も住んでいることなどが条件

ネット申請は、家族なら誰でも本人に代わって申し込める仕組みではありません。事故後に転居した人や代理申請を希望する人は、ネットの条件に無理に合わせず、窓口などでの方法をセンターに相談しましょう。住所の入力を変えるだけで受取先を自由に指定できるとは考えないでください。

窓口はセンターの本部ではなく、都道府県の事務所です。他府県で起きた事故も最寄りの事務所で申し込めますが、その場合は後日郵送と案内されています。受付時間や場所を確かめてから出向くと、再訪問を避けやすくなります。

申請前に事故の日時・場所・担当警察署を確認する

申請用紙や画面には、事故を特定する情報を正確に記入します。事故の日付、発生場所、取り扱った警察署、当事者の情報を、手元のメモや保険会社とのやり取りで確認しましょう。警察への連絡先が分からなければ、事故発生地の警察署に事情を伝えて確かめます。

家族が準備を手伝う場合も、申請者の立場と、対象となる事故を混同しないことが大切です。自転車同士の事故なら、車の登録番号を無理に作って記入するのではなく、用紙の記入方法を窓口へ尋ねてください。分からない欄を推測で埋めると、確認に時間がかかる原因になります。

提出先から必要通数を聞き、郵便の宛先も確認します。申請後にセンターから問い合わせがあったときに対応できるよう、申込み内容、支払いの控え、連絡がつく電話番号を残しておきましょう。

交付手数料は1通1,000円で、支払方法による追加費用がある

交付手数料は、1通につき1,000円で消費税非課税です(2026年10月16日時点)。これは証明書の交付手数料であり、ゆうちょ銀行・郵便局での払込料金は別にかかります。通数を増やせば交付手数料も変わるため、提出先に確認してから申し込みましょう。

ネット申請では、交付手数料に加え、払込手数料が1通につき143円と案内されています。ペイジーなどの金融機関経由の支払いでは、さらに各金融機関の定める費用が申請者負担になることもあります。支払画面と最新の公式案内で総額を確かめてください。

ネット申請の支払いは7日以内で、過ぎると自動キャンセルになるという案内です。申請フォームを送信しただけで交付が始まると考えず、受付メールと支払いの案内を確認しましょう。料金の古い申込用紙や、過去の検索結果の金額を基準にしないことも大切です。

交通事故証明書を受け取るまでの日数と交付対象の期間

センター事務所の窓口では、警察から事故資料が届いていれば原則として即日交付とされています。届いていない場合は後日郵送です。窓口へ行けば必ずその日に受け取れるわけではないため、急ぐ事情があれば、申し込む事務所に交付の見通しを尋ねましょう。

ゆうちょ銀行・郵便局からの申込みは、通常、申請から到着まで10日程度という目安です。ネット申請も、入金確認後の手続きと郵送を含め10日程度かかる場合があるとされています。提出期限が迫っているなら、提出先にも連絡して、証明書が後日になる場合の対応を確認してください。

交付対象の期間は、人身事故では事故発生から5年、物件事故では3年を経過すると、原則交付できないと案内されています。保険などの請求期限と同じ意味ではありません。古い事故の交付については、事故が起きた都道府県のセンター事務所に確認しましょう。

よくある質問

証明書の氏名や事故情報が間違っていたら、どうすればよいですか?

兵庫県警は、まず事故を扱った警察署の交通事故係に申し出るよう案内しています。警察で確認を受けた後、発行したセンターに証明書の原本を持参または郵送して訂正を受ける手順です。自分で書き換えず、必要資料と日数を確認してください。

交通事故証明書が届けば、過失割合の話し合いも終わりますか?

証明書は事故の事実を確認する書類です。責任割合の合意や補償の支払いまで完了するものではありません。提出先に必要な資料を確認し、過失割合については別に相談しましょう。

まとめ

自転車事故の交通事故証明書は、警察への事故の届け出を前提に、自動車安全運転センターへ申請します。未届けなら事故発生地の警察署に先に連絡し、必要な確認を受けてください。ネット申請の本人・住所の条件に合わない場合は、別の方法を相談しましょう。

申請前に日時・場所・取扱警察署と必要通数を確認し、交付手数料に加えて払込料金なども見込みます。交付までの日数は資料の到着や申請方法によって変わるため、提出期限から余裕を持って準備してください。

参考資料