ヤマハ PAS CRAIGとPAS CRAIG PLUSは、700×38Cタイヤ、ダイヤモンド型フレーム、内装3段変速を共通とする電動アシスト自転車です。見た目は近いものの、PLUSは前後フェンダーと15.8Ahバッテリーを標準装備し、通常のCRAIGは8.9Ahバッテリーで1kg軽く仕上げられています。
短距離の街乗りで軽さと価格を優先するか、雨上がりを含む通勤と長い走行距離へ備えるかが選択の中心です。この記事では2026年モデルのPA70CとPA70CPに限定し、2025年以前の同名モデルを同じ仕様として扱いません。
2026年モデルの違いを先に一覧で確認する
| 比較項目 | PAS CRAIG | PAS CRAIG PLUS |
|---|---|---|
| 型式 | PA70C | PA70CP |
| 希望小売価格 | 129,000円 | 142,000円 |
| バッテリー | 8.9Ah | 15.8Ah |
| 充電時間 | 約2.5時間 | 約4.5時間 |
| 走行距離(強) | 36km | 64km |
| 走行距離(スマートパワー) | 40km | 71km |
| 走行距離(オートエコモードプラス) | 70km | 124km |
| 車体重量 | 21.6kg | 22.6kg |
| 前後フェンダー | 標準装備なし | 標準装備 |
| 色数 | 2色 | 3色 |
差額は希望小売価格で13,000円です。PLUSは容量の大きいバッテリーと前後フェンダーを含み、車体は1kg重くなります。価格差だけでなく、通常モデルへ後からフェンダーを追加する費用と作業、充電回数、日常の保管場所まで含めて比べます。
フレーム・タイヤ・乗車条件はほぼ共通
両モデルともタイヤは700×38C、タイヤ幅は約3.5cm、全幅は595mm、サドル高は815~945mm、適応身長の目安は156cm以上です。軸間距離も1,165mmで共通します。PLUSの全長は1,880mm、通常モデルは1,860mmなので、狭い駐輪区画では20mmの差も含めて測ります。
適応身長は、車体を正立させたときに両足が地面へ着く目安です。ダイヤモンド型フレームをまたげるか、信号待ちで素早く足を着けるか、フラットバーの姿勢でブレーキを握れるかは実車で確かめます。通勤バッグを背負うと重心や肩の動きも変わるため、普段の服装に近い状態で試乗します。
通常のCRAIGは軽さと短い充電時間を重視する人向け
通常モデルは8.9Ahバッテリーで、満充電までの目安は約2.5時間です。走行距離は強モード36km、スマートパワーモード40km、オートエコモードプラス70km。片道数kmの通勤や街乗りが中心で、帰宅後にこまめに充電できる人なら、容量を持て余しにくい構成です。
車体重量21.6kgはPLUSより1kg軽いため、押し歩き、方向転換、段差での取り回しでは差が出ます。ただし、電動ではないクロスバイクと同じ感覚で持ち上げられるとは限りません。自宅や駅のラックで前輪を上げる必要がある場合は、バッグや後付け用品を含む状態で操作できるかを確認してください。
前後フェンダーは標準装備されていません。晴天時だけ乗る、雨の日は別の交通手段を使う、すっきりした外観を優先する人には合理的です。雨上がりの濡れた路面も走るなら、衣服やバッグへの泥はねを避けるため、適合するフェンダーの追加を購入前に検討します。
CRAIG PLUSは長距離の移動に備えた15.8Ahバッテリーを搭載
PLUSは15.8Ahバッテリーを搭載し、強モード64km、スマートパワーモード71km、オートエコモードプラス124kmの走行距離が示されています。往復距離が長い、坂で強いアシストを使う、通勤後も買い物へ寄るといった使い方では、残量の余裕を取りやすくなります。
一方、充電時間は約4.5時間です。容量が大きいから充電を後回しにするのではなく、最長の移動日を基準に充電する曜日や残量を決めます。公表値は標準走行パターンでの目安で、気温、風、坂、乗員と荷物の重量、停止回数により実際の距離は変わります。
前後フェンダーが標準なので、通勤途中の急な雨や雨上がりの路面へ対応しやすい点もPLUSの特徴です。ただし、フェンダーがあれば濡れないという意味ではありません。降雨時は制動距離や視界も変わるため、雨具を含む装備と、運転を中止する条件を別に決めます。
バスケットや通勤用品は標準装備とは限らない
両モデルとも、一般的なシティサイクルのような前バスケットを標準装備した車種ではありません。ノートパソコンや着替えを運ぶ場合は、背負うのか、適合するフロントキャリアとバスケットを追加するのかを決めます。バッグの重量や大きさだけでなく、ライト、ブレーキワイヤー、ハンドル操作へ干渉しない組み合わせを品番単位で確認してください。
フレームにはボトルケージなどを装着できるダボ穴がありますが、穴があることと、希望する用品が安全に付くことは同じではありません。年式と型式を販売店へ伝え、必要なステーや取付条件を照合します。用品を追加すると完成後の価格と重量が変わるため、本体価格だけで比較しません。
CRAIGもPLUSも駐輪ラックへの収まりと充電場所を確かめる
両モデルともサイドスタンド仕様です。荷物を載せたまま停める場合や傾斜した場所では、車体が安定するとは限りません。駐輪時は平坦な場所を選び、ワイヤー錠を固定物へ通します。全幅は同じでも、フラットバーが隣の自転車と干渉しないか、700Cの車輪がラックへ収まるかを自宅と通勤先の両方で測ってください。
バッテリーを室内で充電するなら、取り外して運ぶ経路と充電器の置き場所も確認します。通常モデルは充電頻度が増えやすく、PLUSは一回の充電時間が長いため、どちらが生活に合うかは容量だけでは決まりません。屋外保管では、フェンダーの有無にかかわらず、雨天後に車体と電装部品の状態を見て、異常があれば充電や走行を始めず販売店へ相談します。
CYCLE iには2026年モデルが2車種とも掲載
2026年9月28日の確認時点で、CYCLE iのPAS CRAIG 2026年モデルは115,890円です。メルティグラファイトとマットラベンダーの2色はいずれも選択してカートへ進め、商品全体のJSON-LDもInStockでした。
PAS CRAIG PLUS 2026年モデルは124,990円で、マットジェットブラック、カーキジェイド2、マットグレイッシュベージュの3色すべてが選択可能です。CYCLE iでの販売価格差は確認時点で9,100円です。メーカー希望小売価格の差額とは異なるため、同じ確認日の販売画面で比較します。
通販では、姿勢や色の印象が想像と違ったという理由だけで返品できるとは限りません。注文前に返品・配送条件を読み、希望色、2026年型式、追加用品、受取方法を確認してください。価格と在庫は変動するため、色を選択した後のカート画面を最終判断に使います。
通勤距離と天候から選び分ける
通常のCRAIGは、比較的短い距離を晴天中心に走り、軽さと購入費用を優先する人に向きます。2.5時間で充電できる点も、帰宅後に短時間で補充したい使い方と相性があります。必要になった用品だけを後から選びたい人にも検討しやすい構成です。
CRAIG PLUSは、片道距離が長い、充電間隔に余裕がほしい、雨上がりにも通勤するためフェンダーが必要な人に向きます。1kgの重量増と長い充電時間を受け入れられるかを確認します。電動クロスバイク全体との比較は電動クロスバイクの用途別の選び方も参考にしてください。
まとめ
2026年のPAS CRAIGとCRAIG PLUSは、フレーム、700×38Cタイヤ、適応身長156cm以上、内装3段といった基本部分が共通です。PLUSは15.8Ahバッテリーと前後フェンダーを標準装備し、通常モデルは8.9Ahで1kg軽く、充電時間も短くなっています。
走行距離だけで上位・下位と決めず、毎日の往復距離、雨上がりの利用、充電できる時間、駐輪時の取り回し、追加したい荷物用品を整理します。2025年以前の価格や仕様を混ぜず、2026年PA70CとPA70CPを同じ条件で比べてください。
参考資料
- ヤマハ発動機「PAS CRAIG」
- ヤマハ発動機「価格・仕様:PAS CRAIG」
- ヤマハ発動機「PAS CRAIG PLUS」
- ヤマハ発動機「価格・仕様:PAS CRAIG PLUS」
- CYCLE i「PAS CRAIG 2026年モデル PA70C」(価格・掲載色の確認、2026年9月28日)
- CYCLE i「PAS CRAIG PLUS 2026年モデル PA70CP」(価格・掲載色の確認、2026年9月28日)
