本文へスキップ
CYCLE i暮らしに寄り添う自転車
CYCLE i / コラム
CYCLE i COLUMN

ミムゴ イーパートンはどんな人向け?|18型と20型の三輪を比較

イーパートン三輪の評判を確認するときは、「18インチと20インチのどちらがよく進むか」だけで比べないことが大切です。小柄な人向けのBEPN18は前18・後14インチ、荷物の積載を重視したBEPN20SBは前20・後16インチで、サドル高、車体寸法、重量、前後カゴの大きさが異なります。

どちらも後二輪の電動アシスト三輪車ですが、三輪は二輪と走行感覚が違います。この記事では、二つの型式を数値で比較し、体格と保管場所、荷物量から候補を絞ったうえで、試乗時に確認する操作を解説します。

イーパートン三輪の掲載商品を比べる

cycle-iの商品ページでBEPN18とBEPN20SBの型式、寸法、価格を確認してください。

三輪電動自転車全般の選び方や他社モデルとの違いは、別記事で扱っています。

結論:足つきならBEPN18、荷物量ならBEPN20SB

BEPN18は、サドル地上高が約67.5cmからで、適応身長は約128cm以上です。車体寸法と前後カゴも小さく、まず足つきと取り回しを優先したい人の候補になります。

BEPN20SBは、サドル地上高が約74cmから、適応身長は約143cm以上です。前後カゴが大きく、日常の買い物量を確保したい人に向きます。その分、車体は長く重くなるため、自宅の保管場所や押し歩く経路まで確認が必要です。

選択条件 候補 購入前の確認
低いサドル位置を優先 BEPN18 約67.5cmでの足つきとペダル位置
車体を少しでも小さくしたい BEPN18 約140×58cmの保管区画
前後へ多めの荷物を積みたい BEPN20SB カゴの容量と積載条件
大柄な人がゆとりを持って乗る BEPN20SB サドル高とハンドル位置

この表は候補を絞る入口です。最終的には、本人が三輪特有の曲がり方と傾斜での動きを試せることを優先してください。

BEPN18とBEPN20SBの仕様比較

項目 BEPN18 BEPN20SB
前 / 後タイヤ 18×1.75 / 14×1.75 20×1.75 / 16×1.75
組立時寸法 約140×58×95.5cm 約162×58×106cm
サドル地上高 約67.5〜84.5cm 約74〜89cm
適応身長 約128cm以上 約143cm以上
重量 約27.5kg 約30.3kg
前カゴ 約幅34×奥行29×高さ21cm 約幅41×奥行32.5×高さ24cm
後カゴ 約幅32×奥行40×高さ23cm 約幅38×奥行43×高さ25cm
変速 シングルギア シングルギア
バッテリー 5.8Ah 5.8Ah
充電時間 約3時間30分 約3時間30分

車輪径だけでなく、BEPN20SBはBEPN18より組立時寸法が約22cm長く、重量が約2.8kg重い仕様です。二つの型式で共通する数値と異なる数値を分けて確認してください。

BEPN18は最低サドル高67.5cmが特徴

BEPN18の特徴は、小さな車輪そのものより、サドルを約67.5cmまで下げられることです。両足を地面へ着けやすい候補ですが、サドルを最低位置にすれば誰でも安全に乗れるという意味ではありません。

低すぎるサドルでは、ペダルがもっとも下に来たときにも膝が強く曲がり、こぎにくくなる場合があります。走りやすい高さへ調整したうえで足を着けるか、ハンドルとブレーキへ無理なく手が届くかを試してください。

適応身長約128cm以上という数字だけで、大人の体格や筋力に合うとは判断できません。本人が停止、発進、押し歩きを行って選びます。

BEPN20SBは前後カゴと車体の大きさを見る

BEPN20SBの前カゴは約幅41×奥行32.5×高さ24cm、後カゴは約幅38×奥行43×高さ25cmです。BEPN18より前後とも大きく、日用品を分けて積みやすい仕様です。

一方、組立時の長さ方向は約162cmあり、重量は約30.3kgです。玄関、物置、駐輪場へ入るかを寸法で確認し、曲がり角で切り返せる空間も測ります。車幅は両モデルとも約58cmですが、後二輪が通る幅を意識せず、前輪だけを見て狭い場所へ入らないようにしてください。

三輪は停止時の支えやすさだけで評価しない

後輪が二つあると、平坦な場所で停止したときに荷物を支えやすく感じることがあります。しかし、走行中の挙動は二輪自転車と異なります。「三輪だから転ばない」「二輪に乗れない人でもすぐ乗れる」とは考えないでください。

国民生活センターは、後二輪の三輪自転車について、カーブや左右に傾いた路面では転倒の危険があり、購入前の試乗と平坦な場所での練習を勧めています。使用者の操作能力だけでなく、自宅周辺の道路環境も合わせて判断します。

スイング機能とパーキングロックを区別する

両モデルはスイング機能とパーキングロックを備えます。スイングは走行時の車体の動きに関わる機能で、パーキングロックは駐車時に使う装置です。名称が似た安全装置として一括りにせず、取扱説明書で操作方法を確認してください。

スイング機構を固定した状態で走る場合も、カーブや傾斜、段差で安全になるとは限りません。国民生活センターは、固定時に後輪の左右へ高低差が生じると車体が傾く危険を示しています。設定変更や固定金具の扱いは、販売店と説明書の指示に従います。

カーブ・横傾斜・段差を低速で確かめる

試乗では、広く平坦な場所で直進と停止から始めます。次に大きな円を低速で曲がり、ハンドル操作と車体の傾き方を確かめます。二輪車の感覚で急に小さく曲がらないことが重要です。

公道へ出る前に、道路端の横傾斜、歩道への出入口、左右の後輪が別々に乗り越える段差を想定します。不安がある場所は乗ったまま通過せず、降車して押します。下り坂では早めに減速し、速度を上げたまま曲がらないでください。

発進時は後輪と足の位置を確認する

後二輪の車体では、着地した足と後輪の位置関係が二輪車と違います。国民生活センターのテストでは、発進時に足を上げるタイミングが遅れると、後輪へ足を巻き込む危険が示されています。

ペダルへ足を移す動作を平坦な場所で繰り返し、後輪の前へ足を残さないようにします。裾の広い服や荷物のひもも車輪へ近づけません。家族が代わりに購入する場合も、実際に乗る本人がこの動作を確認する必要があります。

イーパートンは変速なし、普段の坂で無理なくこげるか試す

BEPN18とBEPN20SBはいずれもシングルギアで、機械式の変速段はありません。アシストは低・中・高の3モードを選べますが、変速付き自転車のようにペダルの重さを段階的に変える仕組みとは別です。

坂がある地域では、上りで無理なく回せるか、下りで早めに減速できるかを実際の勾配に近い環境で確認してください。アシストモードを強くすれば、すべての坂を安全に走れるとは限りません。

走行距離は両モデルで共通

メーカー公表値は、低モード約30km、中モード約25km、高モード約20kmです。バッテリー容量は5.8Ah、充電時間は約3時間30分で、両モデルに共通します。

この距離は走行条件によって変化します。坂、気温、荷物、発進回数、タイヤ空気圧を考慮し、買い物の往復に余裕を加えてください。BEPN20SBは大きなカゴへ荷物を多く積めますが、積載量が増えれば実際の消費も変わります。

買い物では重い物を低く左右均等に積む

カゴへ荷物を積むときは、メーカーが指定する積載条件を守り、重い物をできるだけ低い位置へ置きます。左右どちらかへ偏らせると、後輪にかかる荷重も偏ります。前カゴへ高く積み上げて視界を遮ることも避けてください。

店舗で試せる場合は、普段の買い物に近い重さを想定し、スタンド操作、押し歩き、方向転換を確認します。荷物を載せられる量と、本人が安全に運べる量は同じではありません。

保管場所は幅だけでなく出し入れを測る

両モデルの幅は約58cmです。ただし、通路が58cmより少し広いだけでは、ハンドル操作や切り返しの余裕がありません。入口、扉、曲がり角、駐輪区画を順に測ります。

一般的な二輪用ラックへ三輪車が収まらない場合もあります。駅や集合住宅では、三輪車を置ける区画があるか管理者へ確認してください。日常的に車体を持ち上げる必要がある環境には、約27.5kgまたは約30.3kgの車体は向きにくいと考えられます。

BEPN18とBEPN20SBの掲載価格

2026年10月4日にCYCLE iの商品ページを確認したところ、BEPN18とBEPN20SBはいずれも154,000円(税込)と表示されていました。メーカー希望小売価格はBEPN18が198,000円、BEPN20SBが220,000円です。

これは2026年10月4日の確認値であり、注文時の商品ページに表示される金額と販売状況が優先されます。防犯登録については、両商品ページで購入者が受取後に近隣の自転車店で行うよう案内されています。地域の登録所が三輪車へ対応するか、購入前に確認しておくと手続きが明確です。

18型・20型は使う本人が旋回・停止・押し歩きを試して選ぶ

  1. サドルを合わせ、両足とブレーキ操作を確認する
  2. 平坦な場所で直進し、ゆっくり停止する
  3. 大きな円から曲がり方を練習する
  4. 発進時に足が後輪へ近づかないか確認する
  5. カゴに近い荷重を想定して押し歩く
  6. 保管場所へ出し入れできるか寸法を照合する

家族が「小さいほうが乗りやすい」と代理で決めるのではなく、使用者本人の操作を販売店で確認します。試乗できない場合は、三輪特有の操作を確認できる機会を探し、寸法だけで注文しないことをお勧めします。

よくある質問

三輪なら二輪自転車に乗れなくても大丈夫ですか?

大丈夫とは断定できません。三輪は二輪と走行特性が異なり、スイング機能がある車体では走行中にバランスを取る操作も必要です。購入前に試乗し、平坦な安全な場所で練習してください。

BEPN18とBEPN20SBは車輪径以外も違いますか?

違います。BEPN18は最低サドル高約67.5cm、重量約27.5kg、BEPN20SBは約74cm、約30.3kgです。BEPN20SBは組立時寸法と前後カゴも大きいため、体格、荷物量、保管場所をまとめて比べます。

パンクが心配ならどちらを選べばよいですか?

BEPN18とBEPN20SBは空気入りの耐摩耗タイヤです。パンクしない仕様を優先する場合は、前18・後14インチのイーパートンプラスBEPN18PNも比較できます。ただし、重量や乗り心地が変わるため別記事で確認してください。

まとめ

イーパートンBEPN18は、前18・後14インチ、最低サドル高約67.5cm、重量約27.5kgで、足つきと小さめの車体を優先する人の候補です。BEPN20SBは前20・後16インチ、最低サドル高約74cm、重量約30.3kgで、大きな前後カゴを重視する人に向きます。

ただし、三輪は停止時の見た目だけで安全性を判断できません。カーブ、横傾斜、段差、発進時の足と後輪の位置を本人が試し、平坦な場所で練習してから使用してください。体格、荷物、保管場所、道路環境の四つを比べると、18型と20型を選び分けられます。

参考資料