本文へスキップ
CYCLE i暮らしに寄り添う自転車
CYCLE i / コラム
CYCLE i COLUMN

ギュット・クルームのDXとEXの違い|装備と価格を比較

ギュット・クルームのDXとEXは、どちらも低い位置に前用チャイルドシートを標準装備する20型の電動アシスト自転車です。cycle-i掲載の2025年モデルでは、DXがBE-FFD033、EXがBE-FFE033です。走行距離やバッテリー容量は共通ですが、EXには電子キーによる解錠「ラクイック」と押し歩きモードがあります。

選ぶ際は、EXの追加機能を毎日の送迎で使うか、32kg前後の車体を駐輪場所で扱えるか、掲載価格差(2026年10月5日時点で21,000円)をどう考えるかを確認してください。「クルームR」「クルームF」は別商品なので、R・FのDX/EX比較をそのまま当てはめないことも重要です。

ギュット・クルームを型式と装備から比較する

DX・EXの機能、色、価格と、利用するチャイルドシートの条件を確認して選びましょう。

DXとEXの違いを一覧で確認する

項目 DX EX
品番 BE-FFD033 BE-FFE033
年式 2025年 2025年
ラクイック なし あり
押し歩きモード なし あり
総車両質量 31.6kg 32.4kg
cycle-i掲載価格 153,090円(税込) 174,090円(税込)
バッテリー容量 16.0Ah 16.0Ah
パワーモード走行距離 約50km 約50km
標準チャイルドシート 前用クルームシート 前用クルームシート
シートクッション 記載なし 標準装備

表の価格と仕様は、2026年10月5日にcycle-iの商品ページ(BE-FFD033・BE-FFE033)で確認した値です。参考資料のパナソニック2026年カタログには別の型式(BE-FFD034・BE-FFE034)が掲載されているため、カタログの数値をそのまま2025年モデルに当てはめず、注文時は各商品ページを確認してください。

EXはラクイックで後輪錠を解錠する

ラクイックは、電子キーをかばんやポケットに入れた状態で手元スイッチの電源を入れると、後輪サークル錠を自動で解錠する機能です。鍵を取り出して鍵穴へ差し込む手間を減らしたい人に向きます。

電子キーを持っているだけで常に解錠されるわけではなく、手元スイッチの操作が必要です。電子キーの保管、電池交換、登録方法、紛失時の対応も取扱説明書で確認してください。施錠するときは、後輪錠が確実に閉じたことを目と手で確かめます。

DXは一般的な後輪サークル錠を鍵で開ける

DXにはラクイックがなく、後輪サークル錠を付属の鍵で操作します。毎回鍵を取り出す必要はありますが、電子キーの携帯や電池管理を必要としません。鍵は取り出しやすい決まった場所へ入れ、子どもを支えながら無理な姿勢で探さずに済むようにしておきましょう。

DXでもバッテリーロックなどに鍵を使用します。鍵番号を記録し、スペアキーを車体と別の場所へ保管してください。電子機能がないことだけで防犯性の優劣は判断せず、駐輪時は場所に応じて補助錠も検討します。

EXは押し歩きモードを搭載する

EXの押し歩きモードは、自転車から降りて押す場面でモーターの補助を使う機能です。駐輪場のスロープ、歩道橋、商店街など、自転車へ乗らずに移動する区間がある場合に候補となります。乗車中の通常アシストとは操作条件が違います。

使用前にBE-FFE033の説明書を読み、子どもや荷物を載せず、車が通らない安全な平地で練習してください。乗車したまま押し歩きモードを使う、急な坂で初めて操作する、ハンドルから手を離すといった使い方は避けます。操作に慣れた後に子どもを乗せて使う場合も、年齢・体重などの乗車条件を満たし、ベルトを正しく装着したうえで車体を支えます。

押し歩き機能を選ぶ前に、毎日押す坂やスロープの有無を確認する

押し歩きモードの価値は、普段の経路に乗車できない上り区間がどのくらいあるかで変わります。平坦な駐輪場からすぐ乗車できる家庭では、使う機会が少ない可能性があります。反対に、毎日長いスロープを押すなら、まず子どもや荷物を載せず、安全な場所で押し歩きの操作を確かめてください。実際に子どもや荷物を載せて使えるかは、普段の経路と支える負担を販売店へ相談しましょう。

押し歩きモードがあっても、階段で車体を持ち上げる機能ではありません。狭い通路、急な段差、濡れた坂などでは使用せず、別の経路を選びます。購入前に実際の駐輪経路を歩き、幅、勾配、曲がり角を確認しましょう。

EXはDXより0.8kg重い

総車両質量はDXが31.6kg、EXが32.4kgで、EXが0.8kg重くなっています。数値差だけでは体感を決められませんが、スタンドを立てる、狭い駐輪区画で向きを変える、傾いた車体を支える場面で確認すべき項目です。

押し歩きモードは、上り坂などで自転車を押す力を補助しますが、車体を持ち上げたり、電源を切った状態の取り回しを軽くしたりする機能ではありません。ラックへ載せる駐輪場や階段しかない保管場所では、DX・EXのどちらも実際に扱えるか確かめてください。

バッテリーと走行距離は共通する

両モデルのバッテリー容量は16.0Ahで、cycle-i掲載値では充電時間は約5時間です。1回の充電による走行距離は、パワーモード約50km、オートマチック約60km、ロングモード約86kmで共通しています。EXを選んだから通常走行の公称距離が長くなるわけではありません。

公称距離は定められた試験条件の数値です。坂、向かい風、気温、子どもと荷物の重量、発進停止、タイヤ空気圧により実際の距離は変わります。送迎と買い物の一日分を計算し、余裕を持った充電計画を立ててください。

車体寸法とサドル高も同じ

両車とも全長1,795mm、全幅590mm、サドル高730〜860mm、タイヤ20×1.95 HEです。乗車適応身長は142cm以上、幼児2人同乗時は154cm以上と案内されています。グレードを変えても車体の置き場所が小さくなるわけではありません。

適応身長は目安であり、発進・停止時の足着き、前席を含む視界、ハンドルまでの距離を試乗で確認します。幼児2人同乗時は、両足裏全体が地面に着く条件として案内されるため、一人乗車時の目安と混同しないでください。

前用クルームシートは両モデルに標準装備

DXとEXはいずれも、ハンドル中央付近に前用クルームシートを備えます。cycle-iの商品ページの特徴欄では、サンシェードとメッシュフットカバーは両モデルに標準装備で、EXにはさらにシートクッションが標準装備と記載されています。DXだけ前乗せできないという違いではありませんが、座席まわりの付属品は同じではありません。

子どもを乗せられる年齢、身長、体重の範囲は、使用する車体とチャイルドシートの型式に対応した取扱説明書で確認します。ヘルメットとベルトを正しく使用し、子どもを乗せたまま車体から離れないでください。乗せ降ろしは平らで交通のない場所で行います。

前かごを標準装備しない点も共通する

R・Fの付かないギュット・クルームは、前方の低い位置をチャイルドシートに使う構成です。荷物用の前かごを標準装備するクルームFとは異なります。通園バッグや買い物を運ぶ場合は、後ろ側の積載方法を考える必要があります。

後ろかごや後ろ用チャイルドシートの追加は、子どもの人数、キャリアのクラス、用品の適合によって選択肢が変わります。荷物をハンドルへ掛けず、後付け用品は車体品番と年式を販売店へ伝えて選んでください。

DXとEXの価格差を確認する

2026年10月5日のcycle-i掲載価格は、DXが153,090円、EXが174,090円で、差は21,000円でした。メーカー希望小売価格はDXが190,000円、EXが218,000円です。価格はいずれも税込表示です。

差額は主にラクイックと押し歩きモードを日常的に使うかで判断します。車体価格だけでなく、ヘルメット、補助錠、レインカバー、後ろ側の座席やかごなど、必要な用品を含む総額も確認してください。

色は型式ごとの選択肢を商品ページで見る

同じシリーズでも、DXとEXで選べる色が完全に一致するとは限りません。また、色名が似ていても年式によって設定が変わります。希望色だけを見て別年式やクルームR・Fを選ばないよう、BE-FFD033またはBE-FFE033まで確認してください。

画面表示と実物では色や艶の見え方が異なります。屋外光での見え方、傷や汚れの目立ち方も含めて実車で確認できると安心です。色によって安全装備や走行距離が変わるとは考えず、まず必要なグレードを決めます。

クルームR・Fとは標準座席の位置が違う

シリーズ 標準の子ども座席 荷物用前かご
ギュット・クルーム 前用 標準装備なし
ギュット・クルームF 前用 標準装備あり
ギュット・クルームR 後ろ用 標準装備あり

「クルーム」の文字だけで商品を探すと、三つのシリーズが混ざります。クルームRのグレード差は「ギュット・クルームRのDXとEX」、クルームFは「ギュット・クルームFのDXとEX」で確認してください。

DXとEXは追加機能を使う頻度で選ぶ

候補 検討の目安となる使い方 購入前の確認
DX 平坦な駐輪場を使い、鍵での解錠を負担に感じない 31.6kgの車体を支えてスタンド操作できるか
EX 電子キーと押し歩き補助を日常的に使う 電子キーの管理と押し歩き操作を家族で練習できるか

DXにも前用クルームシートと16.0Ahバッテリーが備わり、公称走行距離はEXと同じです。実際に走れる距離は使用条件で変わります。EXは、送迎のたびに鍵を取り出す手間を減らしたい、乗車できない上り区間を頻繁に押す場合に検討したいグレードです。機能が多い方を一律に選ばず、使う回数と価格差を照らしてください。

よくある質問

DXとEXで走行距離は違いますか?

cycle-i掲載のBE-FFD033とBE-FFE033では同じです。両車ともパワー約50km、オートマチック約60km、ロング約86kmです。実走距離は使用条件によって変わります。

DXにも押し歩きモードを後付けできますか?

後付けできる装備として案内されていません。押し歩きモードが必要なら、対応するEXの型式を選びます。外付け部品や改造で再現しようとしないでください。

まとめ

ギュット・クルーム2025年モデルのDXとEXは、前用クルームシート、16.0Ahバッテリー、公称走行距離、車体寸法が共通です。EXにはラクイック、押し歩きモード、前席のシートクッションが加わり、DXより0.8kg重くなります。

2026年10月5日のCYCLE i掲載価格差は21,000円でした。平坦な経路で鍵操作を負担に感じないならDX、電子キーと押し歩き補助を日常的に使うならEXを比較します。R・Fの付かない商品であることを確認し、注文する車体が、DXならBE-FFD033、EXならBE-FFE033であることを確かめましょう。

参考資料