リアキャリアの「クラス」は最大積載質量を示す区分です。クラス18は18kg、クラス27は27kgですが、数字以内ならどの自転車にも、どの用品でも付けられるという意味ではありません。
荷台のクラス別に見る積載上限と子ども用座席の取付条件
| 区分 | 最大積載質量 | 幼児用座席 |
|---|---|---|
| クラス10 | 10kg | 取付不可 |
| クラス18 | 18kg | 取付不可 |
| クラス25 | 25kg | 座席と子どもの合計条件あり |
| クラス27 | 27kg | 座席と子どもの合計条件あり |
JIS D 9453の区分です。クラス27でも、キャリアまたは車体メーカーが幼児座席不可とする製品があります。
27kgは荷物だけの目安ではない
幼児座席を付ける場合は、座席自体の質量と座席が指定する子どもの最大適用体重の合計が上限内である必要があります。さらに車体、座席、キャリアの適合表と地域の乗車ルールを確認します。
タイヤ径だけでは選べない
「27インチ用」でも、取付ダボ、足の長さ、幅、ブレーキや泥よけとの干渉、フレーム強度が異なります。ブリヂストンの27サイズ用クラス27製品でも、CA727SUA(P6627)は「リアチャイルドシートは取り付けできません」と明記される一方、ACL727SU(P5404)は「アシスタS STDリヤチャイルドシート取付け用」とされています。同じクラス27でも品番ごとに可否が分かれるため、クラス表示だけで判断できません。
カゴにも個別の上限がある
キャリアが27kg対応でも、上に付けるカゴやバッグの上限が小さければ、そちらを超えられません。荷台面寸法、固定金具、重心、かかとや車輪への干渉を確認します。
CYCLE i掲載品は適合車種を確認
2026年9月27日時点で、ブリヂストンのクラス27ステンレスリアキャリアACL727SUを7,701円で掲載しています。名称の「27」をタイヤ径や万能適合と解釈せず、車体品番で照合してください。
クラスSの積載上限と、子ども用座席に必要なクラス25以上の条件
JIS D 9453:2013 の表1には、クラス10・18・25・27に加えて「クラスS」があります。クラスSは最大積載質量が27kg以上の場合に、キャリヤの製造業者が最大積載質量を指定する区分です。ヤマハの解説でも、クラスSは30kgとする例が示されています。
幼児用座席を取り付ける場合、ヤマハは「チャイルドシート装着時はクラス25以上が必要」と案内しています。クラス10とクラス18は、規格上も「幼児用座席を取り付けてはならない」と定められています。まず25以上かどうかを確認し、そのうえで座席と子どもの合計質量が上限内かを見ます。
スタンドの形式もあわせて確認する
JIS D 9453は、1本スタンドを備えた自転車では幼児用座席を取り付けてはならない旨の注意を求めています。パナソニックも、リアキャリアに後用チャイルドシートを取り付ける場合はドレスガードと両立スタンドを装備して使用するよう案内しています。
クラス表示が条件を満たしていても、片足スタンドのままでは座席を付けられません。キャリア単体ではなく、スタンド、ドレスガード、車体側の適合をまとめて確認してください。
荷台面の寸法にも規定がある
JIS D 9453は、幼児用座席を取り付けることができるキャリヤプラットホームの幅を120mm〜175mmと定めています。座席の取付金具がこの範囲に収まるかどうかで、装着の可否が変わることがあります。
店頭で相談するときは、車体品番、現在のキャリアの品番とクラス表示、取り付けたい座席の品番と対象体重を伝えてください。3点がそろえば、適合の判断が短時間で済みます。
キャリアを選ぶ手順
- 使う目的(荷物だけか、幼児用座席を付けるか)を決める
- 幼児用座席を付けるならクラス25以上、かつ座席と子どもの合計質量が上限内かを確認する
- 車体の品番から、適合するキャリアの品番を調べる
- スタンドの形式(両立スタンドか)とドレスガードの有無を確認する
- 取り付けは販売店へ依頼する
クラス表示は強度の区分であり、適合を保証するものではありません。取付ダボの位置、足の長さ、ブレーキや泥よけとの干渉は車種ごとに異なります。
荷物だけを載せる場合
クラス18までは幼児用座席を取り付けられませんが、荷物用としては十分な区分です。通勤用のバッグやパニアバッグを載せるなら、クラス表示より荷台面の寸法と固定方法が重要になります。
キャリアの上限を満たしていても、その上に付けるカゴやバッグ側の上限が小さければ、そちらが実際の限界です。パナソニックも、バスケットを使う場合はバスケットの積載条件を確認するよう案内しています。
CYCLE i掲載品の例
2026年9月27日時点で、CYCLE iにはブリヂストンのクラス27ステンレスリヤキャリア(ACL727SU)が7,701円(税込・5%OFF、メーカー希望小売価格8,107円)で掲載されています。最大積載重量は27kg、27サイズ用です。
ただし同じクラス27でも、品番によってチャイルドシートの可否が分かれます。購入前に車体品番を伝え、適合を販売店で確認してください。cycle-iでは初期不良などを除いて返品ができません。
よくある質問
クラス27なら必ず子ども乗せを付けられますか?
付けられません。同じクラス27でも、品番によっては「リアチャイルドシートは取り付けできません」と明記されている製品があります。品番単位で確認してください。
クラス表示はどこで確認できますか?
キャリア本体の表示や、メーカーの製品ページに記載があります。車体に標準装備されているキャリアのクラスは、車体の仕様表で確認できます。
まとめ
クラス10と18は幼児用座席を取り付けられない区分、25と27は座席と子どもの合計質量が上限内であれば取り付けられる区分です。クラスSは27kg以上で、製造業者が最大積載質量を指定します。
ただし、クラス表示を満たすだけでは足りません。両立スタンドとドレスガード、車体品番との適合、そして品番ごとの可否まで確認してから選んでください。
取り付けは販売店へ依頼する
キャリアの取り付けは、ボルトの締付条件や、ブレーキ・泥よけとの干渉の確認が必要です。自分で取り付けると、走行中の緩みや破損につながることがあります。
依頼するときは、車体品番、現在のキャリアの品番とクラス表示、取り付けたい座席やカゴの品番を伝えてください。適合の判断が早くなります。
クラス表示の読み違いを避ける
「クラス27」の27は最大積載質量(kg)を示す数字で、タイヤの27インチとは関係ありません。商品名に「27サイズ用」とある場合は車輪径を指すため、両者を混同しないでください。
キャリアを買い替えるときは、クラス表示、対応する車輪径、車体品番の3点をそろえて確認します。どれか1つでも合わないと取り付けられません。
荷台面の寸法も確認する
JIS D 9453は、幼児用座席を取り付けられるキャリヤプラットホームの幅を120mm〜175mmと定めています。座席の取付金具がこの範囲に収まるかで、装着できるかどうかが変わります。
相談の窓口
クラス表示と車体の適合、幼児用座席の取り付け可否は、品番がそろえば判断できます。車体品番とキャリアの品番を添えてお問い合わせください。

