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自転車の後ろカゴの選び方|容量と荷台の条件

自転車の後ろカゴは、大容量なほど便利とは限りません。カゴと荷台の適合、両方の積載上限、駐輪場の幅、荷物を載せたときの重心を確認して選びます。

現在の荷台の品番とクラス表示を撮影し、普段運ぶ荷物の底面と重さを測ってから候補を比べましょう。

後ろカゴを比較

cycle-iでは、後用バスケットと純正パーツを掲載しています。

カゴを付けられる荷台か確かめる

後ろカゴはリアキャリアの天板へ金具で固定します。荷台がない車体は、まず対応する荷台の有無を販売店で確認します。荷台を後付けできないフレームもあります。

荷台の幅と長さ、パイプの間隔、カゴ底面の取付穴、付属金具の対応範囲を照合しましょう。

容量と外寸を分けて見る

容量は入る量の目安ですが、バッグが収まるかは底面と開口部の寸法で決まります。上部が広いカゴでも、底が狭いとビジネスバッグや買い物かごが傾きます。ブリヂストンのリヤスクエアバスケットRBK-FRは、上面がヨコ370mm×奥行440mm、底面がヨコ331mm×奥行368mmと公表しており、同じカゴでも上下で寸法が異なります。

外寸は駐輪ラック、エレベーター、玄関保管に関係します。ハンドル幅よりカゴが広くなる場合は、通路と隣車への影響も見ます。

用途から形を絞る

運ぶ物 合わせたい形 注意点
買い物袋 深さと開口部の広さ 中身が飛び出さない固定
通勤バッグ 平らな底面と角の形 ファスナーや肩ひもの巻き込み
かさばる軽量品 大きな開口部 高く積みすぎない

カゴの容量と積載量は別の数字

何リットル入るかは容積であり、何kg載せられるかとは異なります。パナソニックのリアバスケットSCB207AS・SCB208ASは最大積載量15kgとしていますが、実際は装着する自転車と荷台の条件も守ります。

カゴ、荷台、車体の上限が異なるときは、最も小さい条件を超えないようにします。カゴ本体と固定金具の重さも後部の荷重に加わります。

荷物は低く中央に入れる

後ろカゴは運転者から荷物を見にくく、走行中のずれに気づきにくい場所です。重い物を底の中央へ置き、片側に偏らせず、荷物抑えやネットで固定します。

ゴムロープやショルダーベルトの端がカゴの網目から出ると、スポークやブレーキへ巻き込まれます。余ったひもはカゴの内側でまとめましょう。

大きいカゴは車体の取り回しに影響する

荷物の重さが後輪より高い位置に加わると、発進と低速走行でふらつきやすくなります。乗降時に足を後ろへ振り上げる乗り方では、カゴと荷物へ足を当てない注意も必要です。

スタンドを掛ける前に荷物が片側へ偏っていないかを見て、平らで硬い場所に駐輪します。

両立スタンドの要否を確認する

後ろカゴに荷物を入れるとき、片足スタンドは車体が傾き、荷物の移動でバランスを崩しやすくなります。車体に対応する両立スタンドがあるか、カゴと同時に販売店へ相談します。

両立スタンドでも転倒を完全に防ぐものではありません。傾斜、段差、柔らかい地面、強風を避けましょう。

後方のライトと反射器を隠さない

カゴ底がテールライトや反射器の前へ重なると、後方から見えにくくなります。荷物やカゴカバーを装着した実使用の状態で、真後ろと斜め後ろから確認してください。

ライトの移設が必要な場合は、適当な結束バンドで済ませず、メーカー指定のステーと配線方法を販売店で確かめます。

サドルとカゴの間に手が入るか見る

カゴの前端がサドルへ近すぎると、荷物を出し入れしにくく、サドルの高さ調整も制限されます。バッテリーをサドル後方から着脱する電動アシスト車では、鍵の操作と持ち上げ経路も残します。

ふた付きカバーを使う場合は、ふたを開けたときにサドルへ当たらず、閉じたときに固定ひもがタイヤ側へ下がらないかを見ます。

樹脂・金属・メッシュの特徴

樹脂製は荷物を傷つけにくい形や軽量な製品がある一方、ひびや固定穴の変形を点検します。スチール製は網目や形の選択肢がありますが、塗装の傷からさびることがあります。

細かいメッシュは小物が落ちにくく、大きい網目は泥や水が残りにくいなど使い勝手が異なります。素材名で強度を決めつけず、製品の積載条件を優先しましょう。

取り付けは販売店に依頼する

カゴは荷台の複数箇所へ、指定の金具とボルトで固定します。穴位置が合わない製品を、カゴ底に新しい穴を開ける、結束バンドだけで留めるなどの方法で付けないでください。

車体品番、荷台品番、カゴの候補、普段の荷物を伝え、スタンドやライトの変更も含めて依頼します。

幼児用座席と同じ荷台を共有しない

後ろ用幼児座席がリアキャリア上を使っている場合、その後方や座席の下へカゴを追加することはできません。座席の取付金具を避けて別の穴で留める方法も、荷台の荷重伝達と座席の固定を損なうおそれがあります。

幼児用座席を外してカゴへ交換する場合は、座席を外した後の荷台に変形や塗装損傷がないか、ボルト穴が傷んでいないかも販売店で点検しましょう。

取付金具の緩みとカゴの劣化を見る

金属カゴは溶接部のひび、変形、塗装剥がれとさび、樹脂カゴは固定穴周辺の白化やひびを見ます。荷物を入れたときにカゴが傾く、段差で音が出る場合は、使用を続けず固定部を点検します。

泥や塩分を残すと金具が腐食しやすくなります。水拭きした後は水分を拭き取り、取扱説明で指定された方法で手入れしてください。

注文前に次の数字を一枚にまとめる

  • 荷台の上面の幅と長さ、パイプ間隔
  • 荷台のクラス表示と車体の積載条件
  • カゴの上部外寸、底面内寸、高さ、本体重量
  • 普段の荷物の底面と合計重量
  • 駐輪場の有効幅と後方の余裕

cycle-iで後ろカゴを注文する際も、不良品以外は返品を受けられないため、この数字がそろってから購入手続きへ進んでください。

寸法は商品ページの図と同じ方向で比べます。「横」が車体の左右か、進行方向かは製品によって表記が異なるため、外形図と現物の向きを合わせてください。

装着後の点検順序

  1. 空のカゴを軽く揺らし、がたつきと傾きを見る
  2. 後輪を回し、金具やひもが触れないか確かめる
  3. スタンド、錠、バッテリー、ライトを操作する
  4. 軽い荷物を中央に入れ、安全な場所で発進と停止を試す

異音、ずれ、金具の緩み、カゴ底のひびがある場合は使用を中止し、取り付けた店舗で点検してください。

点検は取り付け直後だけでなく、段差の多い道を走った後、重い荷物を運んだ後、転倒後にも行います。カゴを揺らしても動かない場合でも、荷台の脚や車体側の固定部が変形していることがあります。衝撃を受けたときは荷物を載せず、店舗で車体と荷台を一緒に見てもらいましょう。

よくある質問

荷台があればどの後ろカゴも付きますか?

荷台の寸法、パイプ形状、カゴの取付穴、付属金具が合う必要があります。品番で適合を確認してください。

大容量カゴなら15kg以上載せられますか?

容量と積載量は別です。カゴ、荷台、車体の表示を比べ、最も小さい上限の範囲で使います。

子ども乗せと後ろカゴは同時に付けられますか?

通常、同じリアキャリア上の取付位置を共有できません。車体メーカーのオプション構成と販売店の判断に従います。

まとめ

後ろカゴは、荷台の適合、カゴと車体の積載条件、開口部と底面の寸法を順に確かめて選びます。容量が大きくても、載せられる重さが増えるわけではありません。

後方ライト、スタンド、錠、バッテリー着脱への影響も見たうえで、取り付けは販売店へ依頼しましょう。

普段の荷物を持参して店頭で内寸と出し入れを確かめると、容量表示だけでは分からない実際の使い勝手もより具体的に判断できます。

参考資料