ヤマハ PAS Crewは、20型の子供乗せ車よりゆったり走れ、26型よりも子供の乗せ降ろしをしやすい24型の後ろ乗せモデルです。リアチャイルドシート「ハグシートプラス」を標準装備し、指定の前用チャイルドシートを追加すれば幼児2人同乗に対応する車体です。
ただし、ヤマハの現在の製品ページには「生産終了」と表示されています。CYCLE iに掲載されているのは2025年モデル PA24Cで、色ごとに注文可否が異なります。この記事では2025年仕様に限定し、後継の現行モデルのようには扱いません。
24型のPAS Crewは子どもの乗せ降ろしと大人の乗る姿勢を比べる
PAS Crewのタイヤは24×2.0HE、全長1,850mm、全幅580mm、サドル高745~865mmです。ヤマハは、20型よりゆったり乗れ、26型より扱いやすい後ろ乗せ車として案内しています。車輪が大きくなるとチャイルドシートの位置も高くなるため、乗せ降ろしの高さと大人の乗車姿勢のどちらを重視するかで比べます。
適応身長の目安は145cm以上、幼児2人同乗時は150cm以上です。最低サドル高にするには付属部品での調整が必要とされています。子供を乗せた状態で車体を安定させるには、身長の数字だけでなく、両足の着き方、ブレーキを握ったまま停止できるか、スタンドを自分で操作できるかを実車で確かめます。
ハグシートプラスは子どもに合わせて頭当て・ベルト・足置きを調整する
標準のハグシートプラスは、子供の頭部を270度包むヘッドレストを備えた後ろ乗せ用です。ヘッドレスト、肩ベルト、フットレストを子供の体格に合わせ、冬の厚着と夏の薄着でベルトのゆるみが変わっていないかを毎回確認します。
チャイルドシートには対象年齢、身長、体重の条件があり、車体の最大積載量とも別に守る必要があります。子供の頭がヘッドレストの保護範囲から外れる、肩ベルトを正しく調整できないといった状態では使用を続けません。買い物袋やランドセルを座席へかけると、ベルトや車輪に干渉するため避けてください。
子供の乗せ降ろしは、必ず大人が車体を支えて行う
乗せ降ろしの場所は、平坦で車や自転車の通行が少ない所を選びます。ハンドルを安定させ、ブレーキをかけ、スタンドが確実に接地したことを確認してから子供を乗せます。子供だけを座席に残して車体から離れたり、自分でステップへ登らせたりしません。
その日の荷物は子供を乗せる前に収納し、降ろすときは子供を先に安全な場所へ移してから荷物を外します。前バスケットの荷物がハンドルを左右へ引っ張ることがあるため、荷物を載せた状態でも大人が車体を支え続けます。雨カバーを使う場合も、ファスナーやたるみが車輪へ近づいていないかを見ます。
35.4kgの車体は、子供と荷物を載せる前に扱いを試す
| 確認項目 | 2025年 PA24C | 確認する動作 |
|---|---|---|
| 車体重量 | 35.4kg | 押し歩き・方向転換・スタンド |
| 全長×全幅 | 1,850×580mm | 玄関・駐輪区画への収まり |
| サドル高 | 745~865mm | 足つき・ペダル操作 |
| 適応身長 | 145cm以上 | 停止中に車体を支えられるか |
| 2人同乗時の適応身長 | 150cm以上 | 前後の重量がある状態で停止 |
35.4kgは子供や荷物を載せる前の車体重量です。前用チャイルドシートを追加し、幼児2人と荷物を載せれば、押し歩き時の総重量は大きくなります。自宅に段差や急なスロープがある場合は、両手でハンドルを持って上り下りできるかを空荷の実車で試します。
子供を乗せたまま車体を持ち上げる運用は避けます。マンションの駐輪ラックに重量やタイヤ幅の上限がある場合もあるため、ラックの仕様と下段の高さを管理者に確認してください。屋根がない場合は、チャイルドシートとバッテリーの保管方法も決めておきます。
前用チャイルドシートを足すなら、乗せる順番まで試す
PAS Crewを幼児2人同乗で使うには、車体に適合する前用チャイルドシートを選ぶ必要があります。「前に付く」というだけで決めず、ヤマハのアクセサリーシミュレーターや販売店で、2025年PA24Cへの適合、子供の年齢・身長・体重条件、同時に使えるバスケットやカバーを品番単位で照合します。メーカーが生産終了を案内しているため、後から追加する予定でも必要な用品を注文時に確認しておく方が確実です。
前後に子供を乗せる場合は、車体を支えたままどちらから乗せ、どちらから降ろすかを決めます。後ろの子供が先に降りようとしたり、前席の子供がハンドルへ体重をかけたりすると、停止中でも重心が動きます。駐輪場所の幅、壁との距離、隣の自転車との間隔まで含め、大人が常にハンドルを保持できる手順を実車で確かめてください。毎日の送迎を担当する人が複数いるなら、全員が同じ順序で安全に操作できることも確認します。
15.8Ahは送迎距離だけでなく、坂と荷物を含めて考える
2025年モデルは15.8Ahバッテリーを搭載し、満充電までの目安は約4.5時間です。一充電あたりの走行距離は、強モード57km、スマートパワーモード62km、オートエコモードプラス80kmです。これらは標準走行パターンでの目安で、実際の距離は坂、気温、停止と発進の回数、乗員と荷物の重量で変わります。
送迎先までの往復に加え、そのまま通勤や買い物へ向かう日の最長距離を測ります。ロングモードの80kmを日常の充電基準にせず、坂で強いアシストを使っても帰宅時に十分な残量がある間隔で充電してください。子供を乗せた状態でバッテリー切れになると、35kgを超える車体を押す負担も大きくなります。
CYCLE iで注文できるのはマットブラックのみ
2026年9月28日の確認時点で、CYCLE iのPAS Crew 2025年モデル PA24Cは152,990円、メーカー希望小売価格は198,000円です。マットブラックは選択してカートへ進める状態で、マットカーキグリーンとマカロンラテは売り切れ表示でした。JSON-LDの在庫表示もInStockです。
通販では、車体の大きさや乗り心地が想像と違ったという理由だけで返品できるとは限りません。注文前にCYCLE iの返品条件と配送条件を読み、不明点は車種名・年式・希望色を添えて問い合わせます。
生産終了モデルのため、売り切れ色が必ず再入荷するとは案内できません。マットブラックを注文する場合も、必要な納期、標準のチャイルドシートの仕様、追加する前用座席やレインカバーの適合を確認してください。在庫と価格は変わるため、希望仕様を選んだ商品画面を最終的な判断基準にします。
生産終了車を選ぶか、現行の20型子供乗せ車と比べるか
PAS Crewを選ぶ理由は、24型のゆったりした乗車感と、後ろ乗せ座席を含む標準装備にあります。大人が20型では窮屈に感じ、26型では子供を持ち上げる位置が高いと感じる場合に、24型を実車で比べる価値があります。
一方、選べる色を重視する、将来の補修部品やアクセサリー選択に余裕を持たせたい、より低い位置で子供を乗せ降ろししたいなら、現行のPAS babbyやPAS kissなども同時に確認します。子供乗せ車全体の選び分けは子供乗せ電動自転車の用途別比較も参考になります。
まとめ
PAS Crewは、20型と26型の中間にある24型車体に、ハグシートプラスと15.8Ahバッテリーを備えた後ろ乗せモデルです。適応身長の目安は145cm以上、幼児2人同乗時は150cm以上で、使用時は身長だけでなく足つきとスタンド操作を確認します。
メーカーでは生産終了となっており、CYCLE iで注文可能なのは確認時点でマットブラックのみです。価格だけで決めず、35.4kgの車体を送迎環境で扱えるか、子供の体格に座席を合わせられるか、必要な追加用品が適合するかを確認し、現行の子供乗せ車と比べてください。
